初めまして、ポンタと申します。
現在35歳結婚7年目の2児の父です。
私は23歳で東京の印刷会社に就職してからというもの、転々と職を変えて生きて来ました。
幾度となく、「一体何故どんな仕事に就職してもうまくいかないのか」「自分は仕事ができない病気なんじゃないだろうか」と、自分の中の原因を探っては自問自答し、もがいて生きて来ました。
今回は、そんな人生が空回りしている最中、心のよりどころにしていた自己啓発本たちを一挙ご紹介します。
目次
職を転々とした社会人が今までの人生で買ってよかった自己啓発本ベスト1『このムダな努力をやめなさい』
「このムダな努力をやめなさい ISBN978-4-8379-2468-5」
この本との出会いは当時、会社でも自分なりに一生懸命に働いているが何故か会社に評価されず落ち込んでいた最中でした。
大き目の本屋でこの言葉がタイトルになっている表紙を見かけ、買おうとしたのですがお金に余裕がなくその時はあきらめました。
その時の表紙のタイトルだけが忘れられす、数か月後に探し、古本屋で発見し購入しました。
まさに、自分が今まで信じて遂行してきた仕事の頑張り方とは全く逆の思考が描かれている本でした。「偽悪者になれ」「善人のいる家庭ほど争いが絶えない」「根性を持たない」などという、本当にそんな事で職場に居続ける事ができるのか?と耳を疑うようなスローガンが多数掲げられていました。
そのなかでも、特に私の働き方を変えた言葉が「形だけの努力に意味はない」という言葉でした。
是非職場の働き方、考え方に悩んでいる方にお勧めしたい一冊です!
職を転々とした社会人が今までの人生で買ってよかった自己啓発本ベスト2『こころのおそうじ。』
「こころのおそうじ。 ISBN978-4-479-30353-4」
どうしようもなくつらく落ち込んだ時、この本を読むと気持ちがとても楽になる。単純によく効く薬のような本です。背伸びをしなくていい、できる事からでいい、自分を好きになる為には、ストレスを感じる理由、といった項目に分かれていて非常に読みやすく、読んでいて疲れない読み心地のよい書き方をされているように感じました。
何より、つらい気持ちになった時、ふと適当にページを開いただけで、どのページにも気持ちが楽になるヒントが記述されているので「あの言葉は何ページだったかな」と目次から調べたりする必要もありません。
人生に疲れた時、友達付き合いがつらくなった時、職場の人間関係がつらい時、人生に疲れているときに宗教などにさそわれたがその宗教の人間たちも心の底からは信頼できないと悟ってしまったときなどに一言二言読むだけで効き目抜群の一冊です。
是非疲れやすい現代人には購入頂きたい一冊です。
職を転々とした社会人が今までの人生で買ってよかった自己啓発本ベスト3『』
「自分の中に毒をもて ISBN978-4-413-03010-0」
かなり有名な岡本太郎先生の著書です。
この本の中でもっとも気にっている言葉が「それが自分なんだ。それだけは絶対なんだ」というメッセージです。
たとえ自分の姿が醜かろうが、自分が現代のこの世の中で役に立たない生物だろうが、それが自分であることに変わりはないのだから、そんな自分に胸を張ればよい、という意味のようです。
確かに、生きていく中で絶対に誰かの為に生きなくてはいけないという事はないし、そもそも生きていれば必ず人は人の役にもたつし、人に迷惑をかける生き物なのだから、誰がなんと言おうと堂々としていれば良い、という解釈をしました。
この本の中身のすごいところというか岡本太郎先生のスケールの大きいところは、「だめならなおいい」と言い切ってしまう所です。
自分が窮地に立たされていればいる程、頑張る自分が盛り上がってきて、それが生きるエネルギーになる、という事です。確かに。
そして、窮地から這い上がってきた自分をまた自分から窮地に放り込んでまたエネルギーを得る、という生き方が一番!というメッセージが込められてます。
人間、山あり谷ありですから、自然とそういう人生になっていくものですが、「それがいい」と言い切ってしまうところがかっこいいと思わせる一冊でした!
職を転々とした社会人が今までの人生で買ってよかった自己啓発本ベスト4『自分のちからをひきだす本』
「自分のちからをひきだす本 ISBN4-479-76105-5」
「どうして人は~なんだろう?」という、一人ひとりが人生の壁にぶつかったときに悩んでいる項目にたいして、「それは何故でしょう?」と投げかけてくるような語り口調で文章が進んでいきます。
そのクエスチョンの蓋をあけると、実は君は、こんなくだらない事で悩んでいたんだよ、と諭してくれる一冊です。
ダメな時の自分を責めないで気持ちの上でも賢く、効率よく生きていかなければ損ですよ、というメッセージがこめられており、心理カウンセリングを受けているような感覚で読み込んでしまいました。
時々難しい表現が入り、感情移入が難しい場面はあるものの、言い方を変えては繰り返し大切なメッセージを送ってくれています。
肩ひじ張って生きている人には、肩の力が抜ける、心のストレッチ本と言えるのではないでしょうか。
職を転々とした社会人が今までの人生で買ってよかった自己啓発本ベスト5『結局、1%に集中できる人が、すべてを変えられる』
「結局、1%に集中できる人が、すべてを変えられる ISBN978-4-413-23002-5」
派遣会社にて、派遣スタッフコーディネート業務を行っているときにこの本を読みました。
その瞬間瞬間にするべき仕事はひとつでいい、あとの99%はいったん捨ててしまえ、というアドバイスがございました。
当時派遣会社では派遣スタッフのお給料、派遣スタッフの面談、新しい派遣先の営業、派遣先との単価交渉や求人応募受付など、他業務をこなしておりました。
その時、この本を読み、「1%か、なるほど、確かに!」と思い、実践を試みました。結局、規模の小さな派遣会社で事務所常駐が私しかおらず、1%集中論は不可能と判断。
同時に他業務をこなさなければなりませんでした。が、確かに1%に集中していれば、その業務一つにしてもなにか確信的なアイデアが生まれるかもしれないし、ミスもなくなります。
そういった仕事の進め方が本来のあるべき姿だと思い、派遣会社は退職しました。
そして現在、晴れて1%集中論が実行できる会社に勤務しています。
まとめ
以上、5冊を紹介させていただきましたが、書き方は違えど、全ての本には共通したメッセージがあったように思います。
無理をしない、考えすぎない、いい顔しない、心配しなくていい、私がそういう励ましの言葉を常に誰かからかかけて欲しい、そう願っているからかもしれません。
特に1位の本と4位の本ですが、語り口調や文章の構成はことなるものの、読者に伝えたい事が共通しているように思います。
4位の本は少し抽象的に読む際のストレスを軽減するように執筆されていますがその内容を具体的に現代の若者が好むように書かれた本が1位の啓発本なのかも知れません。
ご紹介したすべての本が今の私を形成してくれています。
本とは、人間をつくるための説明書のような役割も果たしているのかもしれません。