テンプレを外して非常に面白かった『なろう小説』ベスト5

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小説好きのおっさんがお勧めする、なろうの「まっとうな」ライトノベルベスト5です。
こんにちは、みぃと申します。

ネット小説の中でも、勢いのある「小説家になろう」ですが、最近はテンプレート化したもので溢れかえってきました。
いわゆる「なろう系」と言うやつですね。

今回はその王道「なろう系」を少しばかり外した、ライトノベルらしいライトノベルを古いものから新しいものまで集めてみました。
永遠の更新中のものもありますので、懐かしいと思えるものも。

テンプレを外して非常に面白かった『なろう小説』ベスト1『その無限の先へ』

しっかりと物語りが構成され、非常に読み応えのある小説です。
内容は異世界でのダンジョン攻略物になります。このジャンルらしく、スキルとかレベルとかそういったステータス的システムがあります。

こう聞くとマンネリ化した十把一絡げのものに感じるかもしれませんが、作り込みが非常に濃厚なのです。
きちんとシステム化されたステータスを作品に絡め、異世界なのに近代化してしまう。

良い意味で裏切られ、良い意味で王道の「剣と魔法の世界＋現代日本っぽい」が舞台です。
不死身の代名詞とされてしまう主人公と、ちょっと色々おかしい仲間たちがダンジョンを攻略していきます。
主人公より濃いキャラクターは素敵にカオスです。

テンプレを外して非常に面白かった『なろう小説』ベスト2『最果てのパラディン』

書籍化、さらにはコミカライズまでしています。現在更新停滞中。そして筋肉。
死者の街で拾われ育った少年が主人公。前世の記憶持ちの転生系の主人公らしく、色々葛藤します。その葛藤と、心の平穏を見つけるまでの過程が、切ないほどきれいに描写されています。

往年の少年漫画のように「努力」「友情」「勝利」が物語を支えており、ライトノベルの王道を感じさせます。
特筆すべきはその描写がとても丁寧できれいなことでしょう。水没した街や、攻撃を避けるワイバーンは実際に見えるかのように想像を促しています。
ファンタジーの王道を進む物語です。

テンプレを外して非常に面白かった『なろう小説』ベスト3『異世界から帰ったら江戸なのである』

タイトルそのままの「異世界に飛ばされ、色々あったけど何とか帰ったと思ったら江戸だった」の物語。でも何か私達の知っている江戸と違う、少しばかりハジけちゃった江戸が舞台。
主人公を一言で表すならば、自身のチートじみた能力は天狗の神通力と言いくるめ、ちょっとばかり頭のおかしい町人や、頭のネジが外れた火付け盗賊改めと飲み歩くヒモ。
主人公本人は認めないだろうが……。人たらしなのは確かだと思う。

こんなおかしな舞台設定だが、時代考察は確りしていて、地理や町風俗の小話はためになります。
電車の中で読むのは注意が必要です。

テンプレを外して非常に面白かった『なろう小説』ベスト4『俺の人生ヘルモード』

更新停止してから長いこと経っている、異世界転移物です。
なろう書籍化が今ほどメジャーになっていなかった頃、非常に人気のあった作品です。

内容としては、ひたすらダイハード状態になる主人公と、それを支える愉快な相棒の物語です。
ここで面白いのが、この相棒が猫とか人ではなく、腕の形をした木の枝という点でしょう。
しかもの枝、根を生やしウネウネと動き、お話します。

まるでクトゥルーのサン値チェックが必要に聞こえますが、読めばきっとあなたもこの相棒の魅力にとりつかれることでしょう。
残念ながら物語の中途半端な所で更新停止です。

テンプレを外して非常に面白かった『なろう小説』ベスト5『俺と君達のダンジョン戦争』

なんでコレが書籍化されていないんだ？と思えるほどよくできたダンジョン探索物。
人類最強ヒロインと、タグステンの心臓を持つ主人公のどろどろな物語。何でドロドロか。それは赤くて鉄臭いものであったり、三角な人間模様であったり、袖の下と点前だったり。

異世界による侵略のため、各国が物理的電子的に分断されるという背景があって物語が始まります。資源不足に頭を悩ます日本。
人類の未来をかけて、日本国代表としてダンジョンに潜る話なのだが、主人公含め自国ファーストや純粋なる正義感で思い思いに動く各国が面白い。
ランダム代表にで選ばれた主人公達２人だが、能力的に大当たりだったらしく、日本は各国に比べ悲壮感がないのは安心して読み進められます。

まとめ

いかがだったでしょうか
あなたのブックマークと同じ作品はありましたか？
永遠の更新中のものあったりして、「昔読んでたなぁ」と、懐かしいと感じるものもあったのではないでしょうか。

もし、そう感じたら読み返してみるのもいいかもしれません。
意外と新たな発見があるかもしれませんよ。

最後に、永遠の更新中の作品については、完結までとは贅沢言いませんがキリのいいところまでは更新してくれると嬉しいです。
応援しています全ての作者さん。