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元自衛官が教える!オススメのミリタリーアイウェアベスト5

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40代独身オッサンで、大昔に陸上自衛隊に4年いました。今は柵の外でIT業界の端でエンジニアをしています。

今回は、昔々演習場に通っていた若かったあの頃から退職した現在まで色々と使ってきたミリタリーアイウェアの中で、これは買って良かったと感じたアイテムをご紹介します。

ただ、ミリタリーアイウェアと言ってもガチなタクティカルゴーグル等はミリタリー系ブログを検索すれば今時はいくらでもヒットするので、斜め上な視点からファッションアイテムとしても通用し、遮光性やUVカット性能も信頼性の高く機能面も含めて高評価なモノを紹介できればと思います。

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元自衛官が買って良かったミリタリーアイウェアベスト1『Custom FLAK2.0 CAMO FRAME PRIZM Polarized』Oakley

このモデルの前に使っていたOakleyの初代Flak Jacketを愛用しており経年劣化の為に買い換えを考えていましたが、既にFlak Jacketは販売終了していた為、他のモデルも含めて検討の結果既存モデルで欲しいものが見当たらず、Flak Jacketの後継モデルのFLACK2.0 をカスタムサービスで購入しました。

このモデルはOakleyの代表的スポーツモデルの1つでカーブレンズで横から入ってくる光に対する遮光性が高く、感覚過敏の私にはありがたいモデルです。カーブレンズにありがちな歪みがなくクリアな視界が特徴です。

Oakleyのスポーツモデルはノーズパッドやテンプルの一部がシリコン製のものが多くこれが滑り止めにもなるのですが、普通の眼鏡は汗をかくと滑りやすくなりますが、Oakleyの場合はむしろシリコンのグリップ力が高まりよりズレ難くなるとういのが特徴で、鼻が低く眼鏡がズレやすい私にはありがたい仕様です。

また、ノーズパッドは高いものと低いものの2種類が付属し、鼻が低い私でも追加でノーズパッドを買わずにすむので助かります。

レンズは同社のPRIZMという色調やコントラストを調整し視界がより見やすいレンズで、ランニングやトレイル、ゴルフやフィッシング等といったシーンごとに異なる色調のレンズがあります。その中でもPolarized(ポラライズド 偏光)も有するレンズを選びました。

ポラライズドレンズは太陽からの直接光だけでなくガラス等から反射された間接光からも眩しさを抑えることができる為、感覚過敏の私がサングラスを選ぶ時の大事なポイントで感覚過敏ではない普通の方に勿論おすすめです。

ポラライズドがあるとないとでは見える世界が変わるとまで言われており、反射光による眩しさが軽減され、眩しさがほぼ無くなるというレベルです。

Oakleyでフレームにリムがあるモデル(レンズに直接テンプルを固定していないモデル)は全て耐久テストを受けており、スポーツ選手に愛用者が多いのも納得です。

実はOakleyはミリタリー向けのシリーズもありますが、コアなミリタリーショップで見かける程度で日本の直営店では扱っていないのが残念です。

元自衛官が買って良かったミリタリーアイウェアベスト2『ROUND METAL RB3447/112-4L Polarized Blue Flash lens』RAY-BAN

見た目に全然ミリタリー要素が無くレンズがブルーの理由はブルーのパナマハットと色を合わせる為のファッション的選択で、迷彩に埋もれる日々の合間のささやかな私服のアイテムとご理解ください。

しかし元々米空軍から強い太陽光を浴びるパイロットの目を保護するサングラスの開発を依頼され、ティアドロップ型のAviatorを開発し後に光を遮断するという意味でレイバンというのがブランド名の由来で生まれは思いっきりミリタリーなのです。

ランキングで唯一ガラスレンズで、プラスチックレンズと違い歪みがなく視界がスッキリとクリアであるのが強みですが、ガラスレンズでUVカットレンズというのは昔はRAY-BANしかありませんでしたので私は昔RAY-BANばかり使っていました。

さらにミラーコーティングは光を通さず跳ね返すので通常のレンズよりも遮光性が高く、更にポラライズドレンズにより間接光も通し難くい上にRAY-BAN Polarizedは裏面コーティングが施され裏面からの反射光を抑えチラツキ無くクリアな視界を得ることができます。レンズ性能は個人的感覚では1位のOAKLEYを超えており、その性能は米空軍への納品実績が物語っています。

しかしガラスはプラスチックと違い割れる危険があり、現在ミリタリーアイウェアとして一般的な素材ではありません。フラットレンズのため横からの光は遮断できないという欠点もありますが、遮光性やUVカット性能を考えると空軍のパイロットとしては昔はRAY-BAN一択だったと言えるでしょう。

因みに映画「トップガン」の続編が34年ぶりに今夏公開予定でしたが、コロナの影響で公開が12月に延期になりました。前作公開時は影響でAviatorモデルが大ヒットし、今夏もリバイバルヒットするだろうと予想していたので、このRound Metalを買う時はあえて候補からはずしていましたが、12月公開では影響は無さそうで予想が外れ公開も延期され色々と残念でなりません。

というのは半分冗談で、そもそも鼻が低い人にはレンズが縦に長いティアドロップ型は似合いません。というよりレンズが頬に触れてしまいます。標高が平均以下の私の鼻ではレンズが頬に食い込m・・・お察しください。

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元自衛官が買って良かったミリタリーアイウェアベスト3『WX PROFILE Gloss Green Demi WXJ-WSPRF05』Wiley X

近年のミリタリーアイウェア業界で注目度の高いWiley X(ワイリーエックス)のWorkSightという眼鏡シリーズです。

ミリタリーアイウェアを謳うならシューティンググラスやタクティカルゴーグルだろ!とご意見頂くかもしれませんが、ガチなアイテムはガチなミリタリーブログを検索以下略でご理解頂ければ幸いです。

しかしWiley Xが出すのに普通の眼鏡のはず無く米国家規格認証の対衝撃眼鏡です。WorkSightはメインの威圧的なタクティカルシリーズと違い対衝撃性能が備わっていながら日常に溶け込む普通の眼鏡が最大の特徴です。

写真のモデルはよくある一見べっ甲眼鏡のデザインですがよく見ると緑色の部分もあり、あれ?これ迷彩?というデザインに一目惚れし選んだものでミリタリー要素が見え隠れするモデルですが、他のフレームは普通の眼鏡フレームなので、私が買ったモデルがむしろ異色モデルです。

WorkSightの性能を紹介した動画がメーカーサイトにあり、体重80kgの人間が1mの高さから踏みつけるという映像ですが眼鏡と両足しか殆ど映っておらず、本当に80kgなのかわかりませんが確かに思いっきり踏みつけており、これは眼鏡は大丈夫でも顔はただではすまないねという感じです。因みにこの動画「1mメートルの高さから・・・」と説明されており1mmじゃ大したことないよねというのは見なかったことにしています。

WorkSightの特筆すべき特徴として画像のテンプルの下の透明なプラスチックパーツがあげられます。これは着脱可能なサイドシールドでこれによりカーブレンズのように横から入ってくる埃などから目を保護することができます。

あくまでも個人的体感ですが、埃強風花粉対策に効果的で花粉シーズンにこれを使えば完璧ではありませんがかなりの効果を実感しています。またPM2.5対策や今現在毎日のようにニュースになっているコロナウイルス対策としても使用しています。(あくまでも自己責任の範囲での使用です。)

しかしこのWorkSightを扱っているメーカー認定眼鏡店が全国的に非常に少なくこれを買うのに家から1時間半以上かけてお店に通いました。

因みにWiley Xはハーレーダビッドソンのブランドサングラスの供給メーカーです。

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元自衛官が買って良かったミリタリーアイウェアベスト4『X PT-3 Ver.J WXJ-PT3SC』Wiley X

Wiley Xの初期モデルで鼻の低い日本人向けに大型のノーズパッドを搭載したモデルです。見ての通りいかにもなミリタリー系のシューティンググラスです。

やっとタイトルらしいアイテム登場です。しかし既に販売終了しており、複数の後継モデルが存在します。

5位とレンズはほぼ同じでこちらが上位なのはノーズパッドが原因です。私の鼻は眼鏡屋も苦労するほどで、3位のモデルを買ったときはノーズパッドの調整に時間がかかりました。

しかしこちらのモデルは日本人向けを謳っており2位のサングラスは歩くだけで下がるのに、このシューティンググラスは歩いても走ってもズレず、低すぎる私の鼻にもぴったりで初めて使用した時は感動しました。またノーズパッドは工具を使わず簡単に調整が可能で通気性を優先するか密閉性を優先するか使用環境に応じて調整が可能です。

また、UVカットも優秀で、低価格レンズは表面にUVカットコーティングをするだけで経年劣化によりUVカット性能が低下しますが、Wiley XのレンズはレンズそのものがUVカット性能を持っており、低価格レンズのように経年劣化がありません。実はこれは1位のOakleyも同様にレンズ素材自体にUVカット性能があります。

このモデルの後継であるSABER ADVANCEDの公式サイトのページにはレンズとフレームの強度の実験動画があります。

説明としては一般的にショットガンに撃たれてもレンズが割れないのは珍しくありませんが、一般的なアイウェアではフレームからレンズが吹き飛んでもレンズが割れていなければ対衝撃性能があると評価されてしまうとのこと。
レンズが割れていなくてもフレームから外れるようではレンズが目を圧迫し傷つける可能性があり問題であるとのこと。

そこで実際に動画を見てみますと、赤い風船を顔に見立ててそれにサングラスをかけてショットガンで撃ち抜くという内容で、撃ってもレンズも割れずフレームから外れることもなく、ね!大丈夫でしょうという感じですが、当然顔に見立てた風船は木っ端微塵で、高性能の無駄遣いで斜め上のスペックという感じですが、戦場という非日常の世界では、これぐらいの性能がないと安全に保護できないということなのです。

きっと日本の街中でも突然交通事故に遭遇しても、きっと目だけは保護してくれるでしょう。目だけは。

元自衛官が買って良かったミリタリーアイウェアベスト5『X SG-1 Ver.J WXJ-71J-2』Wiley X

こちらもWiley X社の初期のモデルで伝説的装備と謳われるモデルの日本モデルです。

初期モデルとはいえ販売終了していない現行モデルでもあるのに何が伝説的かと言うと、イラク戦争に従軍した米軍兵士が仕掛け爆弾から被弾したがこのSG-1をかけていたお陰で失明せずに助かったというもので、爆弾の破片が突き刺さったアイウェアの写真と共に感謝状を送ったというエピソードがあり、Wiley Xを使用している兵士は目を負傷していないという医務官の報告もあり米軍が急遽兵士への支給品に採用された逸話がありその性能が伝説的と称賛されました。

このSG-1はテンプルが着脱式で付属のゴーグルバンドに交換できるようになっており、レンズの周りにも衝撃吸収用ガスケットがついている為、状況に応じてタクティカルゴーグルにもなります。シューティンググラスにもタクティカルゴーグルにもなるという製品はミリタリーアイウェアの世界でも唯一の存在で15年前から改良を繰り返しており、画像は初期型ですが現行型では全ての構成パーツに改良が加えられており、装着感も向上し実戦投入され続けているというまさにリアルレジェンドな製品です。

しかし、このレジェンダリーなモデルがなぜ1位ではなく5位なのかといいますと、衝撃吸収用ガスケットの影響で最低限の通気性しかなく、真夏の高温多湿な日本の環境で使うには間に合わず、演習中は蒸れてレンズが曇ってしまい、曇り止めのコーティング剤も使っても焼け石に水で、汗がゴーグル内に溜まり目に入り痛い思いをするという状態になりました。

更に致命的なのが日本人向けモデルですが、付属のノーズパッドは4位のような柔軟なものではなく単にプラスチックの上げ底用のパーツが付いてくるだけで、眼鏡屋を困らせる鼻の低さを誇る私のレベルには効果がなく私の鼻が低いのか付属のパッドが低いのかどちらかわかりませんが高さが足りませんでした。結局サングラスとして買ったのにタクティカルゴーグルとしてしか殆ど使えませんでした。

ゴーグルとしてして使えばホールド性能は高まるので良いのですが、ゴーグルとして買ったのではなくこれじゃない感のジレンマがありました。しかし対衝撃性能ではこちらの方が上で、冬や暴風等悪天候悪環境などヘビーな環境ではPT-3よりもSG-1の方が有利です。

まとめ

長々と書いてしまいましたがベスト5の紹介は以上です。

私がアイウェアを選ぶときの基準はUVカット性能と遮光性と視認性を重視しています。

紫外線は日差しの強い夏だけでなく冬でも季節を問わず地球に降り注いでいます。

しかし、なぜかサングラスが売れるのは夏場が殆どで、冬にサングラスをかけている人は殆ど見かけません。特に日本ではサングラスにネガティブなイメージがあるので、夏でもサングラスをかけていない人の方が多いのが現状です。

また、砂埃や花粉、最近ではPM2.5等の細かな埃や目に見えないコロナウイルス等、目を保護すべき理由は沢山あります。

紫外線は白内障の原因にもなりますし、砂埃や花粉は目を傷つけたり痒くなったりトラブルの原因になります。

現在毎日のようにコロナウイルスのニュースが飛び交っている状況なので、剥き出しの臓器と言われる目にアイウェアはプロテクションウェアとして無くてはならない物だと思います。

また、ファッションとして言うまでもなくアイウェアは素晴らしいアイテムです。

この投稿が毎日の皆さんの生活に普通のアイウェアではなく、普段使いにはちょっとオーバースペック気味なタクティカルアイウェアというちょっと珍しい蘊蓄を語れるアイテムをプラスする手助けになれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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