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私は薬屋をやっています。
普段は売る側である一方、自分の体調の悪いときや健康増進のため自分のために漢方薬を買って使う利用者側になることも度々です。
そんな中で今年自分で使った漢方薬で良かった物を紹介したいと思います。
目次
買って使って良かった漢方薬ベスト1『補中益気湯A』
三和生薬 補中益気湯A 90包 税抜き小売価格￥8.400
体力が虚弱元気がなく胃腸のはたらきが衰えた人や疲れやすい人の虚弱体質や疲労倦怠、病後・術後、食欲不振、ねあせ、風邪などに効果がある漢方薬です。
つまりは体力に自信のない人が元気になるために体力を底上げするような漢方薬です。
私がこの漢方薬を一位に選んだのは去年生死を彷徨うような大きな病気をしたからです。
術後、退院後にはだいぶ体力が落ちてしまったようで少し仕事をしたり身体を動かしただけで身体が芯からだるくなるような感じがありました。
そこで選んだのが補中益気湯。
3ヶ月ほど続けて飲み続けていますがすっかり元気になりました。
もう人並み以上に働けますし、趣味の自転車レースにも再び出場できるようになりました
買って使って良かった漢方薬ベスト2『十全大補湯A』
三和生薬 十全大補湯A 90包 税抜き小売価格 ￥8.000
体力虚弱な人の病後・術後、疲労倦怠や食欲不振、ねあせや手足の冷え、貧血などに効果のある漢方薬です。
適応症を見ると上記の補中益気湯とかぶるところが多いことが分かるでしょう。
違いとしては手足の冷えや貧血にも効くというとこからも分かるかもしれませんがこちらは「血の不足＝血虚」に効果があるということです。
使った目的は上記の補中益気湯と同じで病後の体力回復が目的でした。
ただ先ほども書きましたように似たような効果がありますが違う部分もありどちらとも決めきれないので十全大補湯と補中益気湯を交互に飲むようにしています。
今現在の私の体力回復には、こちらの漢方薬の効果も大きかったことは間違いありません。
買って使って良かった漢方薬ベスト3『半夏厚朴湯』
三和生薬 半夏厚朴湯 30包 税抜き小売価格￥3,000
中程度の体力がある人で、気分がふさぎやすい、のどに何かつまるように感がある動悸やめまいがある吐き気がある神経性胃炎やつわりや咳などに効果がある漢方薬です。
要するにうつ症状や神経過敏な時に使われる漢方薬です。
私は上記のようなタイプではありませんが、2019年には病気のことなど色々なことがあり夜眠れないことがありました。
その時にこの半夏厚朴湯を利用しました。
正直あまり期待してなかったのですが、その効果は抜群。
夜ぐっすり眠れて朝まで目が覚めることはありませんでした。
上記の補中益気湯や十全大補湯は長期服用で体質改善する漢方薬ですが
こちらは飲んだその日に効果がありました。
買って使って良かった漢方薬ベスト4『芍薬甘草湯』
三和生薬 芍薬甘草湯30包 税抜き小売価格￥2,300
こむらがえり、筋肉の痙攣や腰痛などに効果がある漢方薬です。
一般の方（特に高齢者）にも良く知られている漢方薬ですよね。
その知られている 理由はその効果。
こむら返りと言えば芍薬甘草湯と言われ普通の病院や医院でも「夜脚がつる」と言えばまずこの芍薬甘草湯が処方されます。
若い方は知らないかもしれませんが、高齢者には夜脚がつる人が結構な数いるのです。
私も50歳を過ぎてから過度の運動をした日の夜寝てるときに、脚がつることがありました。
そんな時には迷わず芍薬甘草湯。
その効き目たるや絶大で飲んだら数秒から数分でピタリと脚の痙攣が止まります。
一般の方には漢方薬は長く飲んで効くと勘違いされている方も多いですがこれを利用すると漢方薬にも即効性があることが良く分かります。
買って使って良かった漢方薬ベスト5『葛根湯A』
三和生薬 葛根湯A 30包 税抜き小売価格￥2.300
中程度の体力のある方で風邪の初期、頭痛、肩こりなどに効果がある漢方薬です。
こちらも一般の方に有名な漢方薬ですよね。
しかし多くの方は風邪のクスリだけだと思われているのですがこの葛根湯は肩こり、頭痛に非常に効果があります。
特に筋緊張性の頭痛に対する効果は抜群です。
私も疲れた時などに後頭部から側頭部、たまに目の奥の痛みがあったりする頭痛に困らされることがありますがこんな時には葛根湯です。
たちまち頭痛が解消されます。
もちろん風邪のひきはじめにも効果があります。
特に寒気がして頭痛や肩のコリを感じる時に葛根湯を飲んで身体を暖かくして寝るとだいたい風邪をひくことはありません。お試しあれ。
まとめ
漢方薬について書きましたが、一般の方はあまり理解されてない方も多いように見受けます。
漢方薬によって効果も違いますが、その使い方も違います。
長期に服用するもの即効性を求めて服用するもの色々です。
同じ効果が書かれている漢方薬でも体質などによって効く利かないがあります。
とにかく大切なのはその人の体質や病態に一致したものを利用することです。
一度試して効果がなかったからといって漢方薬は利かないと考えず、自分に合う漢方薬を探してみてください
