30代後半の懐ゲー大好き会社員の「おけん」と申します。
スクウェア・エニックスといえば今も昔も「ドラクエ」「FF」が有名です。
もちろん両方とも名作と呼ぶにふさわしい最高のゲームではありますが、特に90年代は両メーカーが覇を競っていた時代。両メーカーとも色々なジャンルから名作ゲームが次々にリリースされていました。
今回は、自身が実際に遊んだ、スクウェア・エニックスの両メーカーからリリースされた、少しマニアックなゲームを5つ紹介したいと思います。
目次
旧スクウェア・エニックスの隠れた名作ゲームベスト1『ロマンシング・サガ』 スクウェア SFC
スーパーファミコン創成期に颯爽と登場した、稀代の名作RPGです(個人的に笑)。
一番の魅力は「フリーシナリオシステム」を採用した、自由度の高いストーリーです。
ストーリーのあらゆる所にイベントがちりばめられており、自分でどのイベントをこなすか選択し、更に人を助ける、物を奪い取る、など善悪の判断まで行う事が可能です。
善行を繰り返せば過去の勇者と同じ道を選び「最終試練」で伝説の武器を手に入れる。
悪行を繰り返せば冥府行き。死神から強力な武器を手に入れる。
8人という主人公キャラの多さも相まって、本当に長時間遊ぶことのできた今でも印象に残っている名作です。
三大イベント「最終試練」「オールドキャッスル」「冥府」を全て制覇した人は「三地点制覇」と呼び、ネットなどでの情報が普及していない当時は
攻略マスターとしてあがめられたものです。
ちなみに戦闘をはじめとした音楽も当時としては衝撃的なほどクオリティが高く、特にラスボスのサルーイン戦の音楽は必聴です!
多少(でもないですが笑)バグが多かった事でも、話題になりました。
旧スクウェア・エニックスの隠れた名作ゲームベスト2『アインハンダー』 スクウェア PS
PS「アインハンダー」
元コナミのスタッフを中心に作られた横スクロールSTG。
当時はスクエアがSTG?と頭の中に疑問符が付いてましたが、遊んでみてびっくり!面白いんですよこれが!
敵から武器を奪って攻撃するというユニークな設定。名作です!#レトロコンシューマー愛好会#STG同好会 pic.twitter.com/LsULcamOit— bee71 (@beezlive178rx) December 4, 2018
おそらく今回選んだゲームの中では、間違いなく最もマニアックです。
何といっても、あのスクウェアが出した「シューティングゲーム」なのです。
未来の地球と月の戦争という舞台で、月側の主人公が操縦する「エンディミオン」と呼ばれる戦闘機は、1本の腕を装備しており、その腕で敵の武器を奪い取り、自分の武器として使用できるというシステムです。
ゲーム難易度は正直高いですが、敵の武器を奪いつつ強力な武器を乱射しまくる爽快感と、敵に応じて武器を付け替える戦略性が、通常のシューティングとは一線を画した仕上がりです。
なにより、このゲームは映像、音楽といった五感に訴えかける演出全てが最高!
敵機はドイツ語で自機を警告し、射撃し、レーザーを打つ。
ボスは一機一機こだわった作りになっており、見た目のカッコよさはもちろん「シュトルムフォーゲル」「シュヴァルツガイスト」など、敵機の名前の中二病感も
当時の自分としては大いにそそるものがありました。
ちなみに、地球の大気圏を脱出した際に遭遇する「シュヴァルツガイスト」の登場シーンは音楽ともども必見です!
旧スクウェア・エニックスの隠れた名作ゲームベスト3『バハムートラグーン』 スクウェア SFC
思い出のゲーム。武器やアイテムを食べさせてドラゴンを進化させるのが楽しかったな(´ー`*)ウンウン
キャラも多くて個性的で面白い。フレデリカ可愛いよフレデリカ。ヨヨ。お前だけは許さん(好きな女の子の名前つけて泣きました)#バハムートラグーン https://t.co/DTHGQUh6hg pic.twitter.com/DOOwLWdCKU
— ドレッドヘッドは砕けない (@doredoreatama) February 9, 2020
FFの「バハムート」は有名な召喚獣ですが、それが主人公になったスピンオフともいえる作品で、ジャンルはシミュレーションRPGです。
主人公がドラゴンとタッグを組み、マップの中でキャラを進めていき重なったら戦闘。スーパーロボット大戦や、この作品ののちに登場するファイナルファンタジータクティクスに近いゲーム性といえます。
当時のスクウェアらしくストーリーは練り込まれている他、バトル演出や音楽もスーパーファミコンの中では屈指の出来栄えになっています。
最終ステージの音楽は名作中の名作なので、是非一度聞いてみてください。
ストーリーで特に印象に残っているのは、「ヒロインの浮気(?)」です。
ストーリーの中でヒロインが敵将軍に付き従う、というシナリオがあり、当時は相当にイラつかされるものがありました笑
それだけ感情移入できる、という事を踏まえると、良ゲーといえるのではないでしょうか。
旧スクウェア・エニックスの隠れた名作ゲームベスト4『いただきストリート2』 エニックス SFC
今でも続編が出続けている、エニックス製のボードゲームです。
ルールは最初は複雑に感じますが、慣れれば戦略性が癖になります。
同じ「エリア」の中で複数の物件を買いそろえ、そこのエリアの「株」を買う。
その後その物件を「増資」する事で、株の価値が一気に上昇し儲けを得る。
「インサイダー」と呼ばれる、一般社会では違法行為なテクニックも、このゲームで勝つためには必須の手段でした。また、自分が運悪く物件を購入できなくても、他人が買ったエリアの株を買う事で自分も儲けを得られる「相乗り」など、ボードゲームにありがちなサイコロ運の良し悪しを、自分の判断や技でカバーし、挽回する事ができました。
そういう意味で、ボードゲームとしては非常に斬新な仕上がりでした。当時は友人と場を設け、一喜一憂し、時々友情破壊ゲームとして笑 楽しんだ記憶が残っています。
旧スクウェア・エニックスの隠れた名作ゲームベスト5『魔界塔士サガ2』 スクウェア GB
Sa.Ga2って名作中の名作だと思うんだけど、どう? pic.twitter.com/MMceTJacfH
— じみへん@減税バカ一代 (@NOUKOUGENZEIHA) July 11, 2020
ゲームボーイのRPGとしては最も有名だと思います。当時としてはファミコンとそん色ない(むしろそれ以上?)の秀逸なシナリオと、ゲームバランスが魅力の機種でした。
シナリオについては、特に敵キャラに印象的な(いい意味でも、悪い意味でも)キャラが多く、どの敵も申し分ないくらい悪役で、倒した時の達成感はとても充実していました。
「ビーナス」の非道で主人公が言い放つ「いまのおまえがいちばんみにくいぜ!」や、「アポロン」の変身時「きたぞきたぞ!」など、名言も満載でした。
ステータス上げが「レベル」の概念ではなく、選んだ種族によって育て方が変わる。
人間なら使用した武器によってステータスが変わり、モンスターなら落とした肉を食べ、それ次第で変身するモンスターが決まるなど、当時のRPGとしては非常に斬新な仕組みでした。
ステータスを上げるという事が作業にならず、色々と考えながらキャラを育成した記憶があります。
まとめ
今回は自分がプレイした時間が長かったと思われる順に選出してみました。
ロマサガなどの定番に近い作品を記載した一方、アインハンダーなどのマニアックなシューティングやいたストなどのボードゲームなど、RPG以外のジャンルのゲームが個人的にはクオリティが高く、良くできていたのではないかと思います。
昔はライバル会社、というイメージでしたので、将来的にスクウェアとエニックスが合併するなどとは夢にも思っておらず、うれしい反面「競争」がなくなるという部分で少し残念な気持ちもありました。
個人的には、アインハンダーは続編が出たら是非プレイしてみたいと思っています。 今では中々据え置きゲーム機を長くプレイする時間が取れないのが現状ですが、一部ゲームではスマホアプリなどで復刻されているゲームもありますので、もし出たら期待したいですね。